縄文にハマる人々

山岡信貴 監督作品「縄文にハマる人々」
山岡監督の前作「死なない子供、荒川修作」に引き続き越尾がデザイン担当してます。
キーヴィジュアル制作にあたり山岡監督のイメージは、「アカデミックになり過ぎないこと」「茶色くならない事」
縄文時代の企画や文献史料を見ていくとどうしても学術的に硬いヴィジュアルが多い。垣根を取り払ってもっとたくさんの方々に見てもらえるような方向性を。また、土偶や土器は素材的に茶系なのですが、実際に様々なものを知っていくと実に可愛らしくチャーミング。話し合いの中で、映画自体の方向性からも思い切ってポップな方向に振り切ってみましょうということになりました。パンフレットも火焔土器の模様を大胆に抽出。少しサイケデリックな可愛さも入れてあります。
先行特別上映は東京国立博物館という格式ある場所でしたが、今までにないポップな土偶ちゃん達がお出迎えすることになりました。
デザインしたタイプフェイスはデザイン情報誌 MdN 2018年8月号の「フォントのショーケース」にて取材を受けました。

広告美術: 2018
DVD: 2019

有限会社リタピクチャル

Art director, Illustrator: 越尾真介
Designer: 越尾真介, 清水みき
Production: SUNDAYVISION